水戸地方農業共済事務組合
〒311-3122
茨城県東茨城郡茨城町
上石崎 4638-2
TEL:029-293-8801
FAX:029-293-7781
開庁時間 8:30〜17:15
閉庁日 土曜、日曜、祝日

地域情報

内原地区ゴマ生産研究会白ゴマにこだわる

耕作放棄地に健康食品ゴマを栽培

 ゴマは日本で消費されている99.9%を輸入に頼り,国産はわずかに0.1%にすぎない。健康食品のゴマを地域の特産物にしようと,水戸市鯉渕町の粟野 節夫(あわの さだお)さん(71)は,平成17年に「内原地区ゴマ生産研究会」を結成した。
 粟野さんは,米の価格低迷や農業従事者の高齢化によって耕作放棄地になった耕地に作付できる作物を模索していた時,ゴマが若返りの効果がある健康食品として人気があることに注目し栽培を始めた。ゴマに含まれる成分には,抗酸化作用を持ち,活性酸素が体内で生成されるのを抑える。また,肝機能を強化し,細胞の老化やガン化を抑制する作用もある。
 現在,内原地区ゴマ生産研究会は,約30名の農家で4.5〓を耕作・販売を行っている。白ゴマにこだわり「まるひめ」を栽培している。従来の白ゴマに比べ,やや黒い色をしているが,味と香りは豊でセサミン含有量も多い。
 ゴマの栽培は,排水性の良い圃場と高温を好み,田植えが一段落した5月下旬から6月上旬にかけてマルチを張り,機械まきで播種する。マルチを張ることによって地温が高まり生育が進む。夏場の日照りにも強く,草長は100〜150〓に成長する。9月中旬に刈り取りを行い,雨や露が当たらないようにビニールハウスの中にシートやむしろを敷き乾燥させる。10月から11月にかけて棒などで叩いて脱粒し,とうみやふるいで調整する。10〓当たり約120〓の収量が見込める。製品となった白ゴマは、需要の多い関西方面への出荷がメインだが,最近の健康志向もあり口コミでの販売もしている。
 「当初は,手間が掛からないと思っていたが草刈や刈取の暑いときの手作業が大変」という。今年みたいな日照りの年は出来がよく「無農薬にこだわっているので,たくさんの方に安全安心なゴマを食べてほしい」と笑顔で話す。今後は,国産ゴマの生産を増やし,地域の特産物になるように茨城県のアンテナショップなどを利用した販売を計画している。

画像1
画像2