水戸地方農業共済事務組合
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15品種150本『グンちゃんハウスぶどう園』茨城町

 ハウスブドウの直売所『グンちゃんハウスぶどう園』を3年前から営む茨城町駒場の郡司匡利(まさとし)さん(63),文子さん(66)夫妻。「黄玉」「マニキュアフィンガー」など15品種のブドウを栽培し,8月上旬から9月中旬にかけて品種に合わせた収穫をしている。「新鮮で完熟したブドウを食べていただきたい」という思いから取り置きはせず,注文を受けてから収穫し販売している。

 会社勤めをしていた郡司さんは,ブドウの「有機ボックス栽培」を知人から教えられ,定年退職を機に水田8アールにビニールハウス4棟を設置しブドウ栽培を始めた。
 有機ボックス栽培は,直径80センチ×40センチのビニール状のボックスを使用した方法。苗をボックス単位で管理するため,樹ごとに肥培管理や微妙な水分コントロールをすることが可能だ。また,通常の棚仕立ての栽培方式より高さが低く,地上約60センチのところに実がなるので収穫時も作業がしやすい。
 郡司さんはエビやカニの甲殻類の殻やビールかす,バットグアノ(コウモリのふん),腐葉土の有機肥料を使用することで排気性・通気性に配慮し,苗が健全な状態を保つように心掛けている。近年は台風や雪害も心配だが,「栽培していて水管理に一番気を使う。水分が少ないと葉が枯れてしまうので,1日2回の水やりは必要」と話す。
 現在,15品種150本を栽培している郡司さん。爽やかで上品な味わいで皮ごと食べられる「天山」や,実が大きく甘味が強く果汁が多い「瀬戸ジャイアンツ」,酸味と渋みが少なく独特のマスカット香がある「シャインマスカット」などのヨーロッパ系ブドウが人気だ。
 郡司さんは他県の直売所で取り置きされたブドウを食味した時,適期に収穫する重要性を感じたという。「グンちゃんハウスぶどう園では新鮮で完熟したブドウを食べていただきたい」という思いから取り置きはせず,注文を受けてから収穫し販売する。販売はキロ売りで,箱詰めや配送も行う。
 9月に入ると収穫期も終わりに近づくが,瀬戸ジャイアンツやロシアのゴルバチョフ氏の愛称から命名された「ゴルビー」などが収穫の最盛期を迎える。郡司さんは「たくさんの方に完熟した取り立てのブドウを食べていただいて,好みに合った品種を見つけてほしい」と笑顔で話す。(野口)

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